2010年05月21日
川俣晶の縁側ソフトウェア技術雑記 total 8109 count

新規にVisual Stduio 2008からTeam Fundation Server 2010に接続する方法

Written By: 川俣 晶連絡先

 もともとVisual Stduio 2008からTeam Fundation Serverを使用していた人はそれほど難しくありませが、SourceSafeなどからTeam Fundation Server(TFS) 2010に乗り換えた人がVisual Stduio 2008から接続することはけっこう面倒だということが分かったので、以下にまとめます。ただし、全機能が使用できるわけではないようです。

基礎知識 §

 TFS 2010対応のGDRをインストールする方法とそのまま接続する方法があります。ただし、いずれにしてもTeam ExplorerにService Pack 1(SP1)が必須です。SP1が当たっていない場合、URLの入力ができない(サーバ名のみ)なので、ストレートに接続できません。

手順 §

 既にSP1を当てたVisual Studio 2008(日本語版)がインストール済みという前提で話を始めます。

  1. Team Explorer 2008をダウンロードしてインストールする (2010版では不可。また英語版でも不可。バージョンと言語を間違えない)
  2. Visual Studio 2008 Service Pack 1(SP1)をインストールする (本体はSP1でも、新規に入れたTeam Explorerをアップグレードする必要がある)
  3. 必要ならGDRもインストールする
  4. サーバを追加する際、サーバ名ではなくURLで指定する (例:http://ServerName:8080/tfs/DefaultCollection)

 以上たったこれだけです。しかし、かなり面倒です。なぜかといえば、"SP1"の当て直しという手順がやっかいだからです。

  • システムドライブに5GB以上の空き容量が要求される可能性がある
  • 他の手順も含め驚くほど待たされる

余談 §

 ちなみに、以下の点ではまりました。

  • 間違って、英語版のTeam Explorerを入れてしまったらGDRが当たら無かった
  • Team Explorerを入れたあと、SP1を入れる必要があることが分かるまで時間が掛かった
  • しかも、Team ExplorerをSP1に上げるには、Visual Studio 2008 Service Pack 1を当て直す必要があることに気づくまで、時間を取られた
  • Cドライブの容量が少ないシステムだったので、容量確保に時間と手間を食った
  • 作業中、他の作業も止まってしまった